ようへい

2012年5月1日火曜日

auスマートパスを利用する前に知っておくべき事

利用者を順調に増やして、サービスとしてなかなかの滑り出しを見せているauスマートパス
ここではあえて、auスマートパスを利用する上でのデメリットや注意点を書きたいと思う。

auスマートパスを解約したらどうなるか?

auスマートパスで使っていたアプリは全てアンインストールされます。
12時間以内にアンインストールされ、以後auスマートパスのサービスにはアクセス出来なくなります。
 一方、スマートパスを利用するユーザー側にとっての不安は、「auスマートパス」を解約した際、ダウンロードしたアプリはどうなるのかという点。結論から言うと、すべて使えなくなる。しかも自動でだ。
月額390円!auはなぜアプリ500本を「取り放題」にするのか - デジタル - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20120229/1039861/?P=3
特に注意したいのは以下の場合。
Q: auスマートパス入会前に購入済のアプリは退会したらどうなるのか?
 A: auスマートパス入会前に購入済のアプリでも、入会後にバージョンアップした場合は削除されます。なお、一部のアプリについて、削除されない場合がありますが、その場合は引き続きご利用いただけます。
ヘルプ - auスマートパス
http://pass.auone.jp/pass_help
つまり、Google Play上で買ったアプリでも、auスマートパスでバージョンアップした場合はアンインストールされるという事。
ゲームのセーブデータ等残してアンインストールされればいいが・・・アンインストール方法なんてアプリごとに違うので、何が削除されるか分からない。

キャリア変更したらどうなるか?

auスマートパスを利用していて、キャリアをSoft bankや、docomoに変更した場合どうなるか?
答えは簡単、auスマートパスで使っていたアプリは使えません。
Q: au回線の利用停止/解約した場合利用可能か?
 A: au回線の利用停止/解約した場合、auスマートパスは強制退会となります。データも消去されるためご注意ください。
ヘルプ - auスマートパス
http://pass.auone.jp/pass_help

常にバックグラウンドで動き続けるau one Market

au スマートパスは、au one Marketアプリを介してサーバとのライセンス認証を行います。
よって、au one Marketを停止したり、rootユーザの場合、凍結したりアンインストールしたりすると、au one Marketで認証を行うアプリは動かなくなります。
常に、au one Marketに無駄なリソースを消費される事を許容できるユーザであれば問題ありません。

電波が無いと認証できない

アプリによるらしいが、一部を除いて、auスマートパスでダウンロードしたアプリは起動の度に認証が必要になる。
地下鉄だったり、フライトモードにしている場合は起動不可。

アプリの利用情報収集

ユーザ側で拒否設定もできるようですが、au one Marketが常にバッググラウンドで動作し続けることには変わりありません。
 前述したとおり、auスマートパスではアプリの利用率に応じて開発者に利益を分配する仕組みを導入しているが、そのためにはそれぞれのアプリがどれだけ使われているかを調べる必要がある。実は新しいauマーケットのアプリには、その機能が含まれている。スマートパスのライセンスでダウンロードされたアプリが、どれだけ起動され、どれだけ使われたかを端末内で記録し、auのサーバーに送信するのだ。もちろん、「スマートパスを利用する前にはユーザーにその旨を通知するし、利用状況を把握されたくない場合は断ることもできる」(KDDI・天野氏)。今後はより正確に各アプリの利用状況を把握するべく、「協力してくれたユーザーにはauポイントを付与する、といった仕組みの導入も検討している」(天野氏)。
月額390円!auはなぜアプリ500本を「取り放題」にするのか - デジタル - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20120229/1039861/?P=4

au スマートパスユーザへのクーポン/ポイント還元

  • ローソンで利用できる30円~50円割引券
  • au one ショッピングモールでの利用でポイント付与10倍
  • 電子書籍ストア「LISMO Book Store」で利用できるポイントが毎月300ポイントプレゼント。
  • ショッピングやコンテンツ購入でのポイント付与開始 。
  • アンケート回答、アプリの試用「アプリチョイス」。
  • 「おでかけ記録」や「レシート手帳」の利用 。
これらのサービスを利用しているユーザであれば得をするかもしれない。
しかし、このポイントサービスにも罠がある。

データ通信、位置情報等のロギング

1. 取得する情報
スタンプカードのご利用にあたっては、以下の情報をお客様からご提供頂きます。なお、当社は、通話内容・通信内容を取得することはありません。
(1)Web利用履歴(IS-NET等接続先)
ご利用のau端末から行ったデータ通信(Webブラウザ、アプリケーションからの通信など、auスマートパス以外の通信も含むIS-NET、au Wi-Fi、+WiMAXの通信)の発信日時、接続先情報(URL)、リファラー情報、ユーザーエージェント等を取得します。
(2)位置情報(通信・通話をした場所)
ご利用のau端末から行った通信・通話の場所(緯度・経度など)を取得します。

2.利用目的
ご提供頂いたお客様の情報は、以下の目的で利用させて頂きます。
(1)当社がお客様に有益と認める情報表示・配信
(2)サービス品質向上・新サービス開発
(3)各種サービスのご利用状況分析
なお、個人を特定できない形式に加工した上で、コンテンツプロバイダー等の第三者に情報を提供する場合があります。 
「スタンプカード」利用上のご注意事項 - auスマートパス
http://pass.auone.jp/terms/stamp/
なんと、データ通信や位置情報がロギングされるのだ。
また、データ通信の内容をもとに、ユーザに広告を表示すると受け取れる表記がある。
どこまで覗き見しようというのか。
なお、情報収集に許諾しない場合は、サービス自体受けられない。
Q: ログ利用許諾設定の解除は可能なのか?
 A: auスマートパスページやCSでログ利用許諾設定を解除できます。ログ利用許諾設定を解除した場合、スタンプカード・アンケートはご利用いただけなくなります。また、再度設定を行っても以前のデータを復活することはできませんのでご注意ください。
ヘルプ - auスマートパス
http://pass.auone.jp/pass_help

10GBのストレージサーバ(au Cloud)

動画・写真のみをストレージに置けるという、何ともお粗末なクラウドサービス。
auスマートパス解約後はデータが消去され、アクセスする事ができません。
つまり、契約中に、クラウド上にアップして、ブログ、SNS等から画像を参照している場合、解約後は、Not Foundになってしまいます。
Dropbox、Google Drive、Sugarsyncで事足りますね。
Q: Photo Albumで保存可能なファイル形式を教えてほしい。
 A: 写真は、jpeg形式、動画は3gp、mp4、.ts、.webm形式が対象となります。
 ※一部形式が同じでもファイルフォーマットによって保存できない場合があります。

Q: auスマートパスを解約すると預けた写真等はどのようになるか?
 A: auスマートパスを解約すると、同時に保存されている写真等は全て削除されます。大切な写真等は解約する前に必ずパソコン等に保存するようお願いします。 
ヘルプ - auスマートパス
http://pass.auone.jp/pass_help

ウイルスバスター モバイル for auスマートパスの提供

なんでもかんでもウィルス対策ソフトを入れれば良いという訳ではない。
セキュリティ製品の第3者テスト機関であるAV-TESTによるAndroid用アンチマルウェアのテスト結果を見てみよう。
Trend Micro Mobile Security(ウイルスバスター)が検出率65~90%であるのに対し、90%以上の検出率をマークした無料のウィルス対策ソフトも多く存在する。
ウィルスバスターが良いというこだわりが無ければ、わざわざ検出率の低いソフトを利用する必要は無い。
[AV-TEST] 2012/3 Test: Malware Protection for Android - ログろいど
AV-TEST - The Independent IT-Security Institute: Android
http://www.av-test.org/en/tests/android/ http://www.av-test.org/fileadmin/pdf/avtest_2012-02_android_anti-malware_report_english.pdf
また、このような情報もあります。
Googleでオープンソースソフトウェアの取り組みの責任者を務める人物が、Googleの「Android」OSなどを対象とした携帯端末用アンチウイルスソフトウェアの販売企業を「いかさまなペテン師」と呼び、激しく非難した。

 GoogleのオープンソースプログラムマネージャーChris DiBona氏は、オープンソースソフトウェアのセキュリティに関する報道を手厳しく批判している。オープンソースソフトウェアは、Androidだけでなく、 Appleの「iOS」にも使用されている。同氏は、Android、iOS、およびResearch in Motionの「BlackBerry」OSにはアンチウイルスソフトウェアは必要ないと主張した。
グーグルのオープンソース責任者、モバイル用ウイルス対策ソフト業者を非難 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/business/35010771/
私もこれに同調し、ウィルス対策アプリは入れていません。
LBE Privacy Guard で個人情報の保護を行うだけで十分だと思います。
なにより、怪しいアプリはダウンロードしない、怪しいサイトへアクセスする際はJavaScriptをオフにする等である程度対策はできます。
現在はGoogle Play上に存在するアプリは、GoogleのBouncerによって一旦検疫されたアプリが上がっているので、それほど神経質になる必要も無いと考えます。
ただ、the movie系のアプリのように個人情報を抜くようなアプリは検疫をすり抜けるようなので、LBE Privacy Guard 等で自己防衛しましょう。

退会後、再入会したらどうなるのか

一切猶予はありません。
データは全て消去されます。
Q: アップロードした動画・写真は退会したらどうなるのか?
 A: 消去されますのでご注意ください。

Q: スタンプカード・スタンプ情報は退会したらどうなるのか?
 A: 消去されますのでご注意ください。

Q: プロフィール情報は退会したらどうなるのか?
 A: 消去されますのでご注意ください。

Q: 退会後に再入会した場合のデータ復活はできるのか?
 A: 退会後に再入会いただいた場合でも、消去されたデータを復活することはできません。
ヘルプ - auスマートパス
http://pass.auone.jp/pass_help

Google Playで買った場合との違い

Google Playで有料アプリを買った場合と、auスマートパスで買った場合の違いをまとめてみました。
Google Play auスマートパス
有料アプリ 買い切り 定額390円/月
au以外にキャリア変更
Androidのスマフォ利用
Googleアカウントが同一であれば利用可 利用不可
Androidスマフォ買い足し
(SIM無し/Wifi利用)
Googleアカウントが同一であれば利用可 利用不可
Androidスマフォ買い足し
(auのSIM挿し)
Googleアカウントが同一であれば利用可 電話番号に紐づくau one IDが異なるため、別途契約が必要※1
SIMを抜いたスマフォ Googleアカウントが同一であれば利用可 利用不可
Androidタブレット買い足し
(SIM無し/Wifi利用)
Googleアカウントが同一であれば利用可 auのタブレットであれば制限付きで利用可※2
アプリ取り放題利用不可
au Cloud利用不可
スタンプサービス利用可
AT500/26F購入 Googleアカウントが同一であれば利用可 au one IDが同一であれば利用可※3
※1
auショップの店員に確認し「auスマートパスは1回線ごとの契約となるため、auのスマートフォンを買い足した場合は、別途auスマートパスの契約が必要です。また、複数端末で同一のau IDを設定することはできません。」という回答を得ています。(2012/11/15 20:00時点)
※2
サポートセンターに確認したところ、au one ID毎にauスマートパスを契約する必要があるが、
タブレット側でスマートフォン側と同じau one IDを設定する事で、タブレット側でもauスマートパスを利用できるとの事。
但し、肝心のアプリ取り放題が利用不可、au Cloudもauのアプリが必要になるため、タブレットでは利用できない。
スタンプサービスは対応しているという返事が(オイオイ・・・)。
auのタブレット(XOOM)でも対応していないとの事。
(2012/5/1 16:30時点 サポートセンターに電話で確認済み)
※3
AT500/26Fでauスマートパスを使用する場合は、ケータイPC連動設定済みのau IDが必要になるため、auの携帯電話を契約していない場合はauスマートパス利用不可。
(2012/5/16 12:30時点 サポートセンターに電話で確認済み)
また、XOOMにもスマートパスを対応させるとの事。

これまでの障害情報

 KDDIは、8月1日9時47分より、au IDを使った全サービスが利用できないという障害が発生していると発表した。

 au IDは、ひとつのIDで複数のサービスやコンテンツを横断的に利用できるサービス。KDDIでは、マルチデバイス化が進む近い将来への布石として、「auスマートパス」「auスマートバリュー」「au ID」の3つの柱からなるスマートパスポート構想を打ち出している。今回、その核となるau IDに障害が発生している。
スマートパスポート構想の中核、「au ID」に障害 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120801_550569.html
8/1にスマートパスの認証に必要なau IDで障害が発生しました。
これにより、スマートパスの機能が利用できなくなるなどの影響が出たようです。
こういった依存があると、やはり影響は大きいですね。

私の出した結論

私は、バックグラウンドで何をしているかも分からずひっそり動いているアプリが好きではない。
au one Marketもその一つ。
なのでau one Marketは、Eメールアプリ等のバージョンアップ時以外はTitanium Backup ★ rootを利用し、凍結している。
au one Marketを常に動かさなければいけないという時点でauスマートパスを利用するという選択肢は無い。
また、タブレットの購入も考えているため、スマートフォンで購入したアプリがタブレット側で使えないという点でも、auスマートパスを契約する気にはならない。
情弱はとりあえず入っておけば安心みたいなCMも気に食わない。
「インストールしているアプリが多い」=「使いこなしている」って事じゃないですよ。auさん。
auスマートパスは私にとってはスマートなサービスには見えなかった。
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3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

規約と照らし合わせて書いてあるので参考になりました!

匿名 さんのコメント...

データ通信、位置情報等のロギングに関しては、スタンプ以外のサービスだけ使うことにより回避できますよ。(スタンプ非利用でも他のサービスはすべて利用可)
あとAndroidスマフォ買い足し(auのSIM挿し)も同一のau ID設定で行けるのでは?(やったことないのでわかりませんが)

logroid さんのコメント...

スタンプについて、ご指摘ありがとうございます。
スマフォ買い足しについてですがショップの方に直接確認し、以下の回答を得ております。
「auスマートパスは1回線ごとの契約となるため、auのスマートフォンを買い足した場合は、別途auスマートパスの契約が必要です。また、複数端末で同一のau IDを設定することはできません。」

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